星野さんが亡くなったのは昨年の4月。78歳だった。念願だった体育教師になった直後にマットでの模範演技の途中、誤って首から落下して頸椎損傷。首から下が動かせなくなってしまった。絶望の淵でキリスト教の信仰に触れ、口にくわえた絵筆で詩と絵画を描くようになった。
群馬県にある星野さんの美術館には2度ほど行ったことがある。野の花や様々な草木を描いた素晴らしい作品群に圧倒されると共に、文章の奥深さに驚嘆していた。なんといっても自分で絵の具を混色し、希望の色をパレットの上に置くこともできないのでそれらの仕事はすべて奥さんにっ頼るしかない。
星野さんの花の絵は微妙な色彩の変化、植物の茎と葉の関係など絶妙なタッチで描かれており、すべて口にくわえた筆で描いていたとは信じられない思いだった。数多くの絵の中で最も好きな絵がナズナの絵。文章を見ると涙がでる。


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