絵画全般– category –
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なくなってしまった桜並木
自宅に近い狭山公園は桜の名所として有名だった。だったと書いたのはかつて数多くあったソメイヨシノの大木がすっかり切り倒されてしまったから。この写真の駅に続く桜並木は今はもうない。 ソメイヨシノの寿命は70年余りと言われており、そろそろ寿命を... -
ロートレックと蔦重
ロートレックの絵を見ていたらNHKの大河ドラマの蔦屋重三郎のことが思い浮かんだ。 19世紀フランスの数多くの画家の例に漏れずロートレックも日本の浮世絵の影響を受けていたと思う。遺伝的な病のために幼少期に脚の成長が止まり、身体的なハンデを負った... -
星野富弘さん
星野さんが亡くなったのは昨年の4月。78歳だった。念願だった体育教師になった直後にマットでの模範演技の途中、誤って首から落下して頸椎損傷。首から下が動かせなくなってしまった。絶望の淵でキリスト教の信仰に触れ、口にくわえた絵筆で詩と絵画を描... -
コーヒーの自宅焙煎
最近、いろいろな食品が値上がりしている。毎日飲むコーヒーの値上げも顕著になってきた。教会の友人に触発され、生豆を購入して自宅で焙煎することに挑戦してみた。 本当は自動で焙煎できる器具が欲しいところだが、結構高いので、いろいろ調べて、最も安... -
エドゥアール・ヴュイヤール
ヴュイヤールは1868年に生まれ、1940年まで生きている。ゴッホの全盛期の時代とも重なるがゴッホよりはずっと長生きだった。19世紀後半から20世紀初頭のフランスは本当にすごい画家が多い。ヴィヤールはボナールと並んでナビ派の巨匠だが、作... -
DIC川村記念美術館
千葉県佐倉市のDIC川村美術館のことが朝日新聞に掲載されていた。敷地面積10万㎡、全作品754点、そのうちDICが保有する作品が384点。簿価ベースの資産が112億円だそうだ。作品の数は少し少ない気がするがレンブラント、モネやカンディンスキーの... -
値上げがひどすぎる
日々の食料品や生活雑貨など値上げが相次いでいる。ペットを飼っている人にとって犬や猫の餌代の値上げは切実なものだろう。値段が上がったからといって与える量を減らしてよいわけではなく、安売りの店を探したり、少しでも安い時期を狙って購入するしか... -
モネ 睡蓮のとき
モネは絵が売れ出した時、ジヴェルニーに広大な土地と邸宅を購入。日本風の太鼓橋や睡蓮の池を含む素晴らしい庭園を手に入れた。若い頃は極貧に喘いでいたモネも後年に画家として最良の環境を手に入れたわけだ。 西洋美術館には以前から睡蓮の大作があった... -
2024年の個展が終わりました
6日間の個展が無事に終わった。膝の怪我があったので当初開催に自信がなかったが、何とか乗り切れた。 今年も勤めていた会社の関係者、教会の方、SNSの友人などが中心。会社を定年退職して早くも10年以上が経過したが、引き続き訪ねてくださる方がたくさん... -
やっぱりマルケが好き
マルケの若い頃はマチスと共に野獣派の名前にふさわしい大胆な色彩の絵を描いていた。しかし、後年のマルケは中間色の大家と言われるような穏やかな色彩の絵を描いた。一見、地味で何の変哲もない風景画に見えるが、風景の本質をとらえた上手さがある。特...