DIC川村記念美術館

千葉県佐倉市のDIC川村美術館のことが朝日新聞に掲載されていた。敷地面積10万㎡、全作品754点、そのうちDICが保有する作品が384点。簿価ベースの資産が112億円だそうだ。作品の数は少し少ない気がするがレンブラント、モネやカンディンスキーの作品もある。地元住民の憩いの場になっていたが、交通の便が悪いこともあって赤字続きだったようだが、来年3月には休館に追い込まれ、規模縮小・移転させられるかもしれない。

私企業のオーナー社長が芸術愛好家で立派な施設を建てたはいいが、母体の企業の事業活動が厳しくなると、美術館の累積赤字に目が行って物言う株主が不良資産だと騒ぎ出すという悪循環になる。東京丸の内にある三菱一号館美術館も私企業が運営する美術館だが運営はうまくいっていると思う。

私企業ではないが、米国ミシガン州のデトロイト美術館もデトロイト市が財政破綻となってしまったときに、収蔵作品を売却せよなどという声が上がったが、市民が立ち上がってなんとか難を逃れた話がある。原田マハさんの著作に詳しい経緯が記されている。いつの時代にも芸術作品や施設を守っていくにはそれなりの覚悟がいる。

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生命感あふれる油彩画の制作をめざしています。

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