好きな画家– category –
-
エゴンシーレ
エゴン・シーレ展に行った。 シーレが生まれたのは1890年。ゴッホが死んだ年だ。1918年の第一次世界大戦の最中、欧州を襲ったスペイン風邪でわずか28歳の生涯を閉じた。ウィーン芸術アカデミーに弱冠16歳の若さで進学したまさに早熟の天才だった。ちなみに... -
ベルト・モリゾ
絵を描く人、絵に興味がある方にぜひ見てもらいたいのがイッキ描きの画家とらきちさんこと菊地理画伯と展覧会プロヂューサーのクマサクさんこと中尾陽一さんのYouTubeチャネル「美術の沼人」だ. 美術史的な観点で時代背景や画家を取り巻く世界の紹介のみな... -
ゴッホの素描
ゴッホの絵の魅力の一つは絵の骨格の頑丈さだと思う。本格的に絵を描きだした10年で確かな物の見方を獲得し、それをキャンバスの上に表現する技術も獲得した。油彩画はもちろん、沢山描いた素描も魅力たっぷり。 竹ペンを使ったと思うが、この絵など近景か... -
ホドラーとパラレリズム
パラレリズムとは、「絵画や詩などの表現において対句法、平行構造、平行体、並行体などの手法を用いて表現の全体に一定のパターンを与えること」とある。詩などの場合は、韻を踏むように2つ以上の文の部分に類似の形式を与え、絵画の場合にはホドラーの作... -
ピサロの雪の風景
最近展覧会に行っていない。スコットランド美術館展も7月3日で終わって、結局行けずじまいだった。入場料が高くなってきているのも一因だが、海外から展覧会コーディネーターの方が苦労してわざわざ日本に呼び寄せてくださっているのでやっぱり良い作品が... -
アンドリューワイエス
ピンタレストで誰かがアンドリュー・ワイエスの作品に着目されていたのであらためて作品を見てみた。 大学時代に近代美術館で見た彼の展覧会は忘れられない。東京に出てきたばかりでワイエスの事は何も知らずに見たので衝撃は大きかった。いつか彼が描いた... -
山の絵は ホドラー
山の絵は圧倒的にホドラーがうまいと思う。ホドラーは雲の描写などをわざと幾何学的に同じように並べて(実際にはちゃんと変化をつけているが・・)風景も抽象的な解釈で描いている。もちろん山々は自然の観察をしっかり行い、自然から受ける感動を伝える... -
やはりマルケ
しばらくブログを更新していなかった。当たり前だが、梅雨に入り、毎日雨ばかりで太陽が出てこない。たまにほんの数分でも陽の光があたると太陽の偉大さ、ありがたみがわかる。 個展の準備を少しづつ進めている。ネット印刷でDMポストカードも注文した。... -
レンブラントの素描
レンブラントの素描のすばらしさは以前も触れたことがある。この裸婦はおそらくとても小さな作品。A4にも満たないくらいの大きさかもしれない。 大きさの情報がなかったので残念だが、レンブラントの風景の素描などもとても小さい。しかし、この作品は小さ... -
デトロイト美術館の奇跡
米国自動車産業の中心地デトロイトは日本をはじめとする海外からの輸入車に押されて21世紀の初頭から財政的にかなり厳しい状態に追い込まれた。市の財政破綻を救うための切り札として後期印象派の名品が数多く収蔵されていたデトロイト美術館の美術作品が...
12