鎌倉文学館ではたくさん芥川龍之介の自筆原稿が展示されていた。有名な蜘蛛の糸もあったが、蜘蛛の糸は児童文学として出版されていたのを始めて知った。原稿は少し赤字が入ったものだったが、「そこでかんだた(原文は漢字)は大きな声を出して、「こら、罪人ども。この蜘蛛の糸はおれのものだぞ。お前たちは一体誰にきいて、のぼって来た。下りろ。下りろ。」とわめきました。
その途端でございます。今まで何ともなかった蜘蛛の糸が、急にかんだたのぶら下っている所から、ぷつりと音を立てて断きれました。」というクライマックスの部分だった。
自筆なので妙に生々しかった。
絵は黄色いバラ。A4サイズ。濃い黄色のバラが好きだ。

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