生成AIと芸術

昨日放映されたNHKのクローズアップ現代で生成AIの爆発的な進歩のことが語られていた。Chat GPTが発表され、一般でも使用できるようになって1年が経過したが、その間もAI側で膨大な量の情報がさらに学習され、スーパーコンピュータの活用と相まって強力なツールとして民間でも多くの企業で活用され、その活用のルールについても世界中の代表者が集まって協議が続けられている。

何事にも良い面と悪い面があり、核分裂の利用と同様、生成AIがもし悪用されたら人類にとってとてつもない悲劇をもたらすだろう。ただ、すでにパンドラの箱は開けられてしまったので何としても悪用されないようなルールと仕組みを導入し、活用していくしかない。すでに翻訳や、定型的な仕事の分野ではどんどん活用が進んでいるし、例えばこれまで官僚が徹夜して作っていた政府の答弁の原案などもあっという間に出来上がる日が来るだろう。

生成AIに人間の仕事をとられる分野は多いだろうが、絵画や彫刻、音楽など芸術の分野はどうだろう。ピカソやゴッホの色彩や構図などを徹底的に学習して似せた作品ができ、その作品がサザビーのオークションにかけられる日が来るかもしれない。

生成AIでなくとも、古今東西贋作者は過去の大家の作風をまねて偽物を生み出してきた。ダヴィンチのスフマートの筆致、ゴッホのゆるぎない筆致などなかなか真似できないと思いたいが、どうなのだろう。いくら完璧に真似しても所詮真似は真似、贋作は贋作。オリジナルの作品が持つ奥深い精神性は真似できないと信じたい。

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生命感あふれる油彩画の制作をめざしています。

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