東京国立近代美術館

竹橋にある近代美術館では創立70周年の記念として重要文化財の企画展が行われていたが、収蔵作品展と小企画展「修復の秘密」の方だけ観覧してきた。長谷川利行の「カフェパウリスタ」や荻原守衛の「女」、藤田嗣治の作品が見られ、おまけにセザンヌの30号の静物も見られる。他にも日本の著名な芸術家の作品がたくさん。収蔵作品展だけならばシニアは無料で、写真も自由に撮影できる。こちらで充分。

荻原守衛の「女」や「鉱夫」は松本にある碌山美術館に展示されているが、今回じっくり見ることが出来て嬉しかった。「女」は碌山が思いを寄せた新宿中村屋の女主人、相馬黒光が心象のモデルではないかと言われている。黒光の娘、俊子には中村彜が思いを寄せたし、新宿中村屋は大正期の芸術家を引き要せた場所のようだ。

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生命感あふれる油彩画の制作をめざしています。

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