山梨方式

山梨県は埼玉や神奈川、千葉と同様東京都に直結する県であるにも関わらず新型コロナウィルスの感染者の数が極端に少ない。現在までのところ、感染拡大の封じ込めに成功しているといえる。

国の施策と同様、店舗などに休業要請をすることはあるが、それを解除することに関しては県独自の方法を取っている。県が示した基準『感染拡大予防ガイドライン』を満たしてくれたお店に関しては、個別に休業要請を解除しているとのこと。

ガイドラインの内容は、30分に1回の換気や入場者の制限、間隔を最低1メートル確保するなど「3密」対策、客やスタッフのマスク着用や定期的な手指消毒、入場者の入り口での体調確認など合計17項目。ごく基本的なことだ。一方で、本当に基準をクリアしているのかを見える化し、基準をクリアするためにかかるお金の助成もしている。

現在は、感染拡大防止の新たな方策として「やまなしグリーン・ゾーン認証制度」の普及に取り組んでいる。この制度は、県下の「宿泊業」「飲食業」「ワイナリー」「酒蔵」を対象とし、それぞれ30~50のチェック項目をクリアすれば県から感染症対策のお墨付きを受けることができるものらいしい。葵の御紋のようなもの。

こうした仕組みを用意したおかげで、行政とビジネス業界が面会、電話、メールなど様々な方法で密接に連絡を取り合え、それに丁寧に応えていく態勢ができてきている。行政と民間の信頼関係が構築できたという意味では台湾に似ていると感じる。山梨の真似をした方が良い。

ざくろ A4サイズ 昨年描いたものをやり直した。

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生命感あふれる油彩画の制作をめざしています。

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