西洋美術館のモネの間に燦然と輝くこの1枚。ずいぶん大きい。2mx2mの正方形の睡蓮。モネはジヴェルニーの自宅の庭に大きな池を作り日本風の太鼓橋を設け、柳の樹、睡蓮を植えて描き続けた。
この絵は1916年に描かれたものなのですでに睡蓮の連作を描き始めて20年くらい経ったもの。この絵は松方幸次郎氏が購入して第二次世界大戦時に接収されてしまったものを後に返還されたもののようだ。本当にこの絵を身近に見ることができることは幸せだ。晩年のほぼ抽象画のような睡蓮と比べてまだ睡蓮らしさは残っているものの、すべてが自由で見ていてぞくぞくする。
写真撮影が許されているのが嬉しいが、なぜか手ぶれしてしまったようだ。1枚ずつしか撮っていないのが残念。また次回、きちんと撮ろう。

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