まだ行けていないが、東京都美術館でマチス展が始まっている。今回はパリのポンピドー・センターの協力のもと、150点ほどの作品が来ているとのことで、絵画に加えて素描、版画、切り絵や晩年の大作として著名な南仏プロバンスのロザリオ礼拝堂に関する資料もあるとのこと。
マチスはいわゆるフォービズムの画家として有名だが、ピカソと同様、生涯にわたって画風の変化が激しい画家だ。晩年の切り絵のような作品はほとんど抽象画だが、個人的には写実的な作品が好きだ。中でも好きなのはキュロットをはいたオダリスクという作品で強烈な赤の色調の中に描かれたモデルの姿が本当に美しい。作品を見るのが今から楽しみだ。

コメント