ゴッホの素描

ゴッホの絵の魅力の一つは絵の骨格の頑丈さだと思う。本格的に絵を描きだした10年で確かな物の見方を獲得し、それをキャンバスの上に表現する技術も獲得した。油彩画はもちろん、沢山描いた素描も魅力たっぷり。

竹ペンを使ったと思うが、この絵など近景から遠景に至る植物を線の太さや長さを変化させて的確に表現している。リズミカルだし、ちゃんと地面を感じる。アルルに行ってからの作品だと思うが、素描のもつ役割を体現した絵だと思う。

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生命感あふれる油彩画の制作をめざしています。

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